岩本町・東神田 ファミリーバザールについて

岩本町・東神田 ファミリーバザールの由来は、岩本町で働く社員やその家族、知り合いの人々を対象とした、 狭い範囲の文字通り“家族向けの売り出し”でした。
当初は小規模なバザールでしたが、瞬く間に「いい商品が安く買える」というウワサが広がり、 回を重ねるたびにその規模は拡大しています。

岩本町としての歴史は、おおむね江戸時代までさかのぼりますが、それ以前の歴史は諸説あり、定かではありません。徳川家康が江戸に居を定めた後、二代将軍秀忠の時代に外濠の改修が行われました。その事業の一環として今日の神田川が人工的に誕生しました。 川筋にあたる土を堤防のように両岸に積み上げ、その土手に柳の木を植えたことで一名、柳原土手通りと呼ばれました。その土手に沿って古着屋が店を出し、多くの賑わいをみせたそうです。“繊維の街”として知られる今日の岩本町問屋街の原型がこの頃に出来上がりました。 
明治・大正を経て、売る商品も着物から洋服へと変わり、特に第二次大戦後は洋服の大生産地に発展し、その洋服は全国の百貨店や専門店のウインドーを華々しく飾りました。神田川脇の和泉橋公園内には、その頃の事情を記した千代田区教育委員会の由来碑が建っています。
やがて、大量生産のもと一部流行遅れの品物や規格外れの商品が数多く出回るようになったため、それらを格安の値段で提供したのがファミリーバザールの始まりです。それが除々に評判となり、今日では繊維業全盛の頃の面影を町の中で見ることはできませんが、年2回開催されるファミリーバザールは、その頃の賑わいを彷佛とさせてくれます。

岩本町に隣接する須田町、和泉町、秋葉原には、昔ながらのおいしい食べ物屋さんも数多くありますが、近頃ではつくばエクスプレスの開通で秋葉原が大変身、電気街“アキバ”として新しい若者文化の発信基地となり大人気です。ファミリーバザールへお越しになったら、ぜひ須田町やアキバに行ってみてはいかがですか。

このファミリーバザールもお陰様で40年近くも続いていますが、ほかで開催されている類似イベントは縮小、または中止に追い込まれている中、当バザールは皆様のご支援のお陰で年々規模も大きくなり、ますます盛大になっています。先般、ご来場いただいたお客様方に、このファミリーバザールに対してのご意見・ご要望等をアンケートにてお答え頂きましたところ、

◎ファミリーバザールが大好き、楽しみにしている。
◎年2回のバザールをずっと続けてほしい。
◎良い品を格安で提供していて感謝している。
◎バザールの開催回数を年3回から4回に増やしてほしい。  
等々…
ただ一部厳しいご意見として、もっと目新しい商品がほしい、バザールがマンネリ化しているのではないか等のご意見もありましたが、多くのお客様より大変うれしいご意見をお聞かせいただき、感激しています。
このご期待に少しでも添えるように、粗悪品、偽ブランド品等は絶対に展示販売しないこと、毎回バザール開催前に各出店商社一社ごとに実行委員会が面接、商品チェック等をして指導に当たっております。
バザール開催期間中、お客様がお買い上げいただいた商品に対しては、ファミリーバザール実行委員会が責任をもって対応いたしますので、安心してお買い物をしていただければと思います。
開催ごとに発行するファミリーバザールのチラシの裏面に“お買い得品情報”と記載されている商品、また開催中、各出店商社の店頭で“特別提供品”という黄色い貼り紙にうたっている商品は、ほかでは絶対にその値段では買えない特別低価格での提供品です。開催中、もしその商品が早々に売れてしまった場合、また別の特別提供品を出品するようになっています。これが、岩本町・東神田 ファミリーバザールの掘り出し物探しの醍醐味です。
心より皆様のご来場をお待ち申し上げております。

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